●第3回幕張アジア●

☆ビデオと講演「アンコールワットを修復する」☆



 

 カンボジアのアンコールワット遺跡群が1992年、世界文化遺産の指定を受けた。遺跡の街シェムリアップは保存と観光開発の狭間で揺れる。人・遺跡・自然の共存を図ったカンボジアの発展とは何か? 現地で活動を続ける上智大アジア人材養成研究センター研究員・三輪悟さん(29)を迎えて、ビビッドな報告を聞き、みんなで考えます。千葉県流山市で研修中のカンボジア人技術者など多くの関係者が来られる予定です。

 

 日時:6月7日(土曜日)午後1時半開場、同2時開演(同4時すぎ終了予定)
 場所:幕張ベイタウンコア音楽ホール(JR海浜幕張駅下車バス7分、徒歩15分)
 主催:幕張ベイタウン自治会連合会コミュニティコア研究会
 入場料:無料
 
 
 

◆講師:三輪悟(みわ・さとる)さん            

1974年1月 東京都江戸川区小岩生まれ
1997年3月 日本大学理工学部建築学科卒業
1997年10月 日本大学片桐研究室のカンボジア遺跡調査に参加。カンボジア初渡航。
アンコール・ワット西参道の実測調査・図面作成等に関わる。
1999年3月 日本大学大学院修士課程修了(建築学専攻、建築史)
1999年5月 国連ボランティア(UNV)としてアンコール遺跡国際調査団に加わり、現地での長期滞在を開始。本格的に始まったアンコール・ワット西参道の修復工事の現場所長を務める。2年間のUNV任期を終えた後も活動を継続中。
 

 
 
 ★三輪さんのコメント★

 カンボジアはポルポト時代にアンコールワット遺跡群の専門家を失いました。その後も遺跡は管理されることなく、長期間放置されてきました。熱帯の自然の猛威によって、また時には心ない人の行為によって、遺跡は徐々に傷んでいきます。カンボジア人が自分たちで遺跡を守るためには、建築家(保存官)や石工(技能者)などの人材育成が不可欠です。1990年代に入り多くの外国チームが多く活動を始めました。私はアンコール・ワット西参道の修復工事を担当してきました。この仕事を通じて、今のカンボジア(人)日本(人)についても見えてくることがあります。
 


 
 

 *この企画についての問い合わせは、幕張ベイタウンコア研究会(下川正晴、電話&FAX043-211-0472までお願いします)