第1回「幕張アジア講座」
「京劇入門」

講師:魯大鳴(ルーダーミン)

 幕張ベイウタウン・コア開館2年目を迎えて「幕張アジア講座」を開設することになりました。首都圏在住の”アジア通”に生き生きとしたアジアの姿を伝えていただく市民講座です。第1回目は、京劇俳優・魯大鳴(ルー・ダーミン)さんによる「京劇入門」講座です。入場無料。中国の一流俳優による解説と実演をお楽しみください。

 日時:1月25日午後1時半開場、同2時開演(講座は約1時間の予定)
 場所:幕張ベイタウン・コア音楽ホール(JR「海浜幕張駅」下車徒歩15分)
 入場料:無料(先着200人まで。お子さんも入場できます)
 主催:幕張ベイタウン・コミュニティコア研究会

 <魯大鳴さん> 
 1987年来日、日本語も達者だ。
 櫻間眞理、野村萬斎氏らとの能「楊貴妃」競演や宝塚歌劇団への京劇指導のほか、京劇「桃太郎」を創作。伝統の世界に新しい風を吹き込み、隣国で新境地を開きつつある。
 「新しいものを作りながら、いろいろな人と出会いがありました。たくさんの困難ともぶつかったが、その一つ一つが成長の過程でした」
 「中国京劇教室」(電話047・475・7473)を主宰し京劇普及に努めてきた。 「ひょんなきっかけから京劇の魅力に触れ、自分でもやってみようと挑戦する人が、たくさん出てくる。楽しいですね」。練習の成果を、東京都内の発表会で披露。
 開拓者精神にあふれている。ラジオ番組で日本語を独学。来日後は舞台空間デザインを学んだ。京劇指導で知り合った通信社勤務の妻・圭代さんは「料理も掃除も上手。理想的な夫」と語る。
 日本と中国の若者による京劇共演。それは国交30年の交流で生まれた果実である。
 <ルー・ダーミン。北京生まれ。北京市戯曲学校卒。北京風雷京劇団で活躍し来日。著作「京劇への招待」(小学館)など。44歳>
  (2002年10月15日付け、毎日新聞朝刊「ひと」から一部転載)

 *「幕張アジア講座」は年に数回開催の予定です。この企画についての要望&問い 合わせは、コア研究会・下川(電話&FAX043−211−0472)までお願い します。
 
 
 
 

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