第1部
・AFRICAN BLUES / W. ROGGENKAMP
ブルースは19世紀後半にアメリカ黒人から生まれ、主に現実の惨めな生活・悲しみ
・絶望を歌にしたもので、ギターの伴奏で即興的に歌われていた。その後歌曲だけで
はなくダンス音楽にもなり、またジャズやロック等でも演奏され、現代ポピュラー音
楽のバックボーン的な存在となっている。今回演奏するAFRICAN BLUESは、ブルース
本来の悲しみや絶望を感じさせず、むしろ後に発展したようなジャズ的要素を含んで
いる。
・Summer /久石 譲
大変話題になっているトヨタ NEWカローラのCM使用曲。
北野武監督作品『菊次郎の夏』のテーマ曲でもあり、涼しい夏を連想させるようなシ
ンプルで印象に残る曲。
・日本の曲メドレー/Arr.Seiji Yokoyama
「お江戸日本橋」
東京地方の民謡。江戸日本橋をふりだしに、大津へ都入りする東海道五十三次を歌い
込んだ道中唄。天保年間から広く全国的に歌われている。
「さくら」
明治二十一年、琴の入門曲として発表。日本俗楽の陰旋法としては珍しくじめじめ
した感じをもっておらす、ABBACという整然とした形式美を持っている。ぷっちーニ
作曲、歌劇「蝶々婦人」第一幕、結婚式の場にも使われ、海外でも良く知られるよう
になった。
「ずいずいずっころばし」 わらべうた
ずいずい ずっころばし ごまみそ ずい
ちゃつぼに おわれて トッピンシャン
ぬけたら ドンドコショ
たわらの ねずみが 米くってチュー
チュー チュー チュー
おとさんがよんでも おかさんがよんでも
いきっこなしよ
(井戸のまわりで お茶碗かいたの だあれ)
・GHANAIA/M. Schmitt
ドイツの作曲家シュミット(1958年生まれ〉は、アフリカのガーナで民俗打楽器
の演奏とダンスにふれた時の事を、最も衝撃的な経験だったと綴っている。ガーナの
リズムを基調に書かれたこの曲から、その時の感動が伺い知れる。
・LIBER TANGO/A.Piazzolla
リベルタンゴ(LIBERTANGO)とは,スペイン語で自由(Libertad)とタンゴ(Tango)を組
み合わせたもので,文字通り「自由なタンゴ」という意味。タンゴの巨匠、ピアソラ
の代表作。サントリー「ローヤル」のCMで話題を集め、日本でも非常に人気のある
一曲。
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第2部
〜〜〜ワークショップ(15〜20’)〜〜〜
・地元中学生による演奏&指導 10'
・「Tico Tico」/Zequinha De Abreu 3'
・もっと身近な打楽器とは・・?
〜「Rock Trap」
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・CULTURES / E.SEJOURNE
常にアフロキューバのリズムに支配されている。冒頭部では南アフリカの開放的な躍
動感、及びエネルギーの放出。再現部では主題が7/8拍子へと変化し、私達を中東
域へといざなう。
・Trio per Uno より 1 /N. J. ZIVKOVIC
TRIO PER UNO(1955/1999)は3つの楽章からなる。1,3楽章は様式が似通っていて、
まるで古風な儀式の祭典における荒々しさの極限が表出されるかのようだ。演奏者3
人全員による水平に置かれた大太鼓を用いる。その響きに加えて、一対のBongoとCh
ineseCymbal が各奏者に用いられる。同じ楽器を使用することで成り立つ「不意な、
荒々しい」演奏箇所の完璧なユニゾンの効果が、この曲の面白さを引き出している。 |