第1回「ベイタウン親と子のための音楽レストラン」

〜打楽器を楽しもう!「アイリス」コンサート(ワークショップ付き)〜

 
日時:5月19日(日)午後2時開場、午後2時半開演
場所:幕張ベイタウン・コア音楽ホール
 (JR京葉線海浜幕張駅下車徒歩約15分)
主催:「ベイタウン親と子のための音楽レストラン」実行委員会
 (連絡先 下川正晴(5番街、電話&FAX211−0472)

入場料 : 一般1500円、高校生以下(未就学児童を含む)800円
チケット販売所 : ギャラリー・キキ(17番街) ジャイ・ネパール(5番街) ローズベイハーツ(CPW) きらら(CPW)
 
 

第1部
・AFRICAN BLUES / W. ROGGENKAMP

ブルースは19世紀後半にアメリカ黒人から生まれ、主に現実の惨めな生活・悲しみ
・絶望を歌にしたもので、ギターの伴奏で即興的に歌われていた。その後歌曲だけで
はなくダンス音楽にもなり、またジャズやロック等でも演奏され、現代ポピュラー音
楽のバックボーン的な存在となっている。今回演奏するAFRICAN BLUESは、ブルース
本来の悲しみや絶望を感じさせず、むしろ後に発展したようなジャズ的要素を含んで
いる。

・Summer /久石 譲
大変話題になっているトヨタ NEWカローラのCM使用曲。
北野武監督作品『菊次郎の夏』のテーマ曲でもあり、涼しい夏を連想させるようなシ
ンプルで印象に残る曲。
 
・日本の曲メドレー/Arr.Seiji Yokoyama
「お江戸日本橋」
東京地方の民謡。江戸日本橋をふりだしに、大津へ都入りする東海道五十三次を歌い
込んだ道中唄。天保年間から広く全国的に歌われている。

「さくら」
明治二十一年、琴の入門曲として発表。日本俗楽の陰旋法としては珍しくじめじめ
した感じをもっておらす、ABBACという整然とした形式美を持っている。ぷっちーニ
作曲、歌劇「蝶々婦人」第一幕、結婚式の場にも使われ、海外でも良く知られるよう
になった。

「ずいずいずっころばし」 わらべうた
ずいずい ずっころばし ごまみそ ずい
ちゃつぼに おわれて トッピンシャン
ぬけたら ドンドコショ
たわらの ねずみが 米くってチュー
チュー チュー チュー
おとさんがよんでも おかさんがよんでも
いきっこなしよ
(井戸のまわりで お茶碗かいたの だあれ)

・GHANAIA/M. Schmitt
ドイツの作曲家シュミット(1958年生まれ〉は、アフリカのガーナで民俗打楽器
の演奏とダンスにふれた時の事を、最も衝撃的な経験だったと綴っている。ガーナの
リズムを基調に書かれたこの曲から、その時の感動が伺い知れる。

・LIBER TANGO/A.Piazzolla
リベルタンゴ(LIBERTANGO)とは,スペイン語で自由(Libertad)とタンゴ(Tango)を組
み合わせたもので,文字通り「自由なタンゴ」という意味。タンゴの巨匠、ピアソラ
の代表作。サントリー「ローヤル」のCMで話題を集め、日本でも非常に人気のある
一曲。
 
 

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第2部
〜〜〜ワークショップ(15〜20’)〜〜〜
・地元中学生による演奏&指導 10'
・「Tico Tico」/Zequinha De Abreu 3'
・もっと身近な打楽器とは・・?
         〜「Rock Trap」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・CULTURES / E.SEJOURNE

常にアフロキューバのリズムに支配されている。冒頭部では南アフリカの開放的な躍
動感、及びエネルギーの放出。再現部では主題が7/8拍子へと変化し、私達を中東
域へといざなう。
 

・Trio per Uno より 1 /N. J. ZIVKOVIC 
TRIO PER UNO(1955/1999)は3つの楽章からなる。1,3楽章は様式が似通っていて、
まるで古風な儀式の祭典における荒々しさの極限が表出されるかのようだ。演奏者3
人全員による水平に置かれた大太鼓を用いる。その響きに加えて、一対のBongoとCh
ineseCymbal が各奏者に用いられる。同じ楽器を使用することで成り立つ「不意な、
荒々しい」演奏箇所の完璧なユニゾンの効果が、この曲の面白さを引き出している。

 幕張ベイタウン・コアの開館イベントとして行われた「仲道郁代ミニコンサート」(3月31日)は、高い評価を得ました。「音楽を親子で楽しく聞こう」。このコンセプトを発展させて「ベイタウン親と子の音楽レストラン」が開催されることになりました。

 第1回の出演者はスーパークラシックコンサートで優勝した打楽器トリオ「アイリス」。昨年の「ベイタウン・クリスマス・コンサート」の演奏がとても好評でした。
 今回はそのアンコール公演でもあります。

 コンサートは前菜(ワークショップ)と主菜(コンサート)に分かれます。ワークショップでは「打楽器に強くなろう」と題して、マリンバや太鼓などの紹介、演奏指導のほか、打楽器に触れて音を出す体験コーナーもあります。主菜(コンサート)では、スーパークラシックコンサート優勝の実力を遺憾なく発揮します。音響のすばらしいコア音楽ホールでの演奏が楽しみです。

出演:打楽器トリオ「アイリス」

●一丸 聡子さん 
 国立音楽大学大学院修了。第1回スーパークラッシックオーディション アンサンブル部門第1位。全部門決勝大会審査員特別賞受賞。打楽器及びマリンバを岡田和之、百瀬和紀、新谷祥子、目黒一則、松倉利之、永曽重光、W.カーン、C.ハーディーの各氏に師事。

●新田 初実さん
 国立音楽大学卒業。第1回スーパークラッシックオーディション アンサンブル部門第1位。全部門決勝大会審査員特別賞受賞。JIRA音楽コンクール管・打楽器部門第3位受賞。打楽器を上野信一、岡田和之、百瀬和紀、マリンバを安倍圭子の各氏に師事。

●奥田 真広さん
 国立音楽大学卒。打楽器を上野信一、岡田知之、新谷祥子、百瀬和紀の各氏に師事。大学卒業と同時にシエナウインドオーケストラに入団。現在、この活動の他に三味線の吉田兄弟やマリンバの三村奈々恵のコンサートに参加するなど、幅広く活動している。