出席（敬称略）
[千葉市]

千葉市教育委員会生涯学習振興課（旧社会教育課）：島田課長、大塚主幹、千葉、麻生
公民館準備：加美、石井　稲浜公民館館長：鑓田、佐久間　

[設計者]

（株）設計・計画　高谷時彦事務所：高谷時彦

[工事関係者]

建築工事：新日本建設（株）コア建設工事事務所長、山岸

[住民側]

自治会連合会、コミュニティ・コア研究会、子どもルーム、各サークル代表者など住民約３０名

• 鶴岡さんは、ベイタウンの事情は良くご存知。
• 私見ではあるが、施設の設備にマッチしたピアノが必要と回答された。
• 文化振興は、見る観賞文化活動から、自ら参加する文化活動へ移行している。

• コアは、県企業庁が建設し、千葉市が運営するユニークな方式である。
• これまで４者協議を重ね、きらりと光る施設を目指してきた。　
• 現状では、普通の公民館のようなアップライトの小規模なピアノとなる。　
• 住民による選定委員会によれば、フルコンかセミコンが良い。
• チャリティコンサートなど行い、２０万円以上集まる。
• 総額１０億円の施設にミスマッチをおこさないようにして欲しい。
• 公民館備品の予算は、５００万+６００万円準備。
• インターネットで選定図書のリストＵＰをおこない、約６６０冊のリストを提出。　
• 図書館の本の予算は、総額１億５千万円となる。　
• 図書については、近々千葉市と実務打ち合わせを行う。

• 公民館行政は、生涯学習の拠点といわれて久しい。寺中構想を基に戦後生まれた公民館構想が、全国に広がる。
• 文部省の社会教育施設としての位置付け。
• ベイタウンの施設は、千葉市がオープンする中で４６館目。
• １中学校区に１館として設置。
• 他県にはない地域に密着した公民館として、設置の仕方は誇れる。
• 地域の人に一番身近な公共施設となる。
• ３つの複合した施設として、２００２年３月オープンで進んでいる。
• 基本方針は、他の館と足並みをそろえる。　
• 幕張の特色を活かし地域と密着し、ともに歩むことを考える。　
• 平成１２年４月に組織改正され、各区に中核施設を作ることになった。　
• 美浜区は５館あり、稲浜公民館が中核となる。　
• まだ２年目で、体制は十分でない。
• それぞれの館は、青年、婦人、家庭教育、子育て、親子交流、国際交流などの事業を行っている。

• （仮称）打瀬公民館から（仮称）新都心公民館へと、名称が変わってきているのでは？
• もともとは、打瀬中の校区というのでなく、ビジネス街を含めた発想であった。

• 名称については、手順を踏まえて決める。
• 仮称が変わってきていることについては、良くわからない。
• これからの手順は、選定委員会を作り、いろいろな意見を聞いて公民館の名前と複合館の愛称を決めたい。
• 愛称は９月１日付「千葉市政だより」で公募、地元の代表を加えた選考委員会を作り決定。
• 最後に市長が決定する。
• 社会情勢が変わり、高齢化事業の実施など公民館事業は多岐にわたっている。
• 運営は、公民館運営懇談会や地区審議会で話をしながら進めている。
• 新しくオープンする施設は、ベイタウンの特性を活かしながら、身近な学習の場として、また、地域情報の発信の拠点として運営していきたい。

• 足並みをそろえるとは、具体的にどういう意味か？

• 公民館設置条例に基ずく利用時間とかで、足並みをそろえる。
• 各区の公民館といろいろ連絡をとりながら運営を行う点もある。
• 打瀬に公民館ができると、他にないような講座を開くということはやっていく。

• 足並みをそろえることは原則であって、リーズナブルに対応できないか？　
• 休館日が国民の祝日とと重なるとビジネスマンが使えない。　
• 音楽活動でホールを使いたいが、営利を目的とすると使えない。　
• チケット売って、オペレーションの費用に宛てたいが、営利の範囲に入り制限される。
• 有名なアーティストを呼べなくなる。

• 休日の対応は、館長が要望を受けた中で、できると判断されればその方向で決まる。
• 教育委員会生涯学習部長の決裁が必要。

• 例はあるのか？

• 休日、テーブルや用具を貸して欲しいというとき、決裁を上げず、鍵を開けて貸す事があった。柔軟に対応したい。
• 休日オープンしても、振り替え代休とかはない。
• 具体的なことは、館長と話すことを教育委員会としては重視する。
• チケットの販売は、２３条の条例により営利目的はダメとなっている。
• 今まで、チケットを売るのはやってないが、営利にならなければ良いのでは。
• 千葉市内では、公民館でのチケット販売は今までない。
• ここは特別なホールなので、前向きに検討していかなければならない。

• 営利かどうかは、誰が判断するのか？
• 個人や会社がもうけるのではない。
• ５〜１０人では、呼べない。１つの団体を作って皆で出し合って呼ぶ。
• 出し合った証拠としてのチケット販売は、可能性としてはあるのではないか。（営利には繋がらない。）

• 他の公民館へ普及した場合、抜け道となるのはまずいが、検討していくべきだ。
• いままでは、社会教育として与えられるという行き方だったが、生涯学習により自分で学ぶという方向なので、前向きに進めていきたい。

• チャリティを行うにしても、ポスターや謝礼は必要だし、慰労会や反省会も認めて、やっていくべきだ。

• 入居してまだ３ヶ月なので、ホールがどのようなものか良くわからない。

• ホールは、２００名程度が入れる。小さくてもきらりと光ることを目標とした。
• 基本的には、多目的型の集会場だが、生音が良い。

• 残響は、どれくらいあるのか？

• ホールの音響設計は、永田音響が行っている。
• 残響時間の目標設定はあるが、だいたい１秒プラスアルファー（前半）くらいを考えている。
• ピアノにターゲットを合わせているが、電気音響やPAに対応し、両立するように考えている。
• 電気音響の時は、手動だがカーテンを引っ張って対応できる。
• 天井の高さが、１０ｍ弱で高い。１人当たりの空間容量が高い。
• エントランスホールを越えた、広いアトリウムを作った。
• 湯沸し室も、よく見られるような部屋の中でなく、オープンなカウンター形式とした。
• テーブルや椅子も置いてラウンジ的に作り、柔軟な対応ができるようにしている。
• 他の施設は、ほかの館と同じ仕様である。
• 一般の公民館ホールとは異なり、小さな教会のような感じを受けるのではと思う。

• 現在の工事の進み具合について。

• 公民館棟は、基礎工事を終わり、１階床工事、配線、配管に入る。

• アトリウムは、基礎工事が８月初旬までかかる。

• 地下ゴミ処理関係は、埋め戻しを行っている。７月一杯まで基礎工事。
• 図書館は、本の搬入などあるので、１２月初旬までにメドをつけたい。
• 現在工事は、順調に進んでいる。

• 苦情は入っているか？

• 騒音のうるさい時期は、これからか？

• 今のところない。今が一番うるさい時期だ。

• 明るい時間が長い夏の時期に、工事時間延長できないか？

• 暑いので職人がバテる。夕方６時までが限度だ。

• 郵便局はどうなったのか？

＃ コア初期の構想には入っていた。
　　規模の縮小と、千葉興銀が移転した後が空いたので、移った方が良いのではということになった。
　　コアと同じ時期にオープンしてもらうよう、関東郵政局にはお願いしている。

• 営利と文化活動は、どう線引きするのか？
• 金を取っておこなうサークル活動は、どうなるのか？
• 浦安市など千葉市以外では、実行委員会方式を開いているケースがあるが、千葉市ではどうか？

• 市で行っている「千葉能」は、実行委員会主催で市が共催している例が現実にある。
• バレエ教室など、ボランティアではない場合、希望者が１０名集まったら、先生や指導者を探さなければならない。
• １名１ヶ月３０００円払って公民館が貸している場合、外から見ると営利と見られることがある。
• 謝礼を払っての活動は、営利と見ると、クラブ活動が成り立たなくなる。
• 和服の展示販売会など、使用の制限はある。

• 図書の選定や、司書の配置はどうか？

• 美浜図書館の分館となる。
• 中央図書館を中心とした、ネットワークを進めている。

＃まず、規模を拡大して欲しい。分館の本格化は要望していきたい。

• ホールのピアノについてお聞きしたい。

• 予算は、備品６００万円プラス５００万円の１１００万円ですべてを調達する。１１００万円は、ピアノを含めてである。

• 今の説明は間違いだ。
• ピアノは、１１００万円にははいっていない。机とか椅子に５００万円で、ピアノは入っていない。
• これまでの実務担当者から説明を十分に聞いて確認して欲しい。

• 予算６００万円プラス５００万円の中にピアノが入っていると備品請求できない。

• 後ほど、正確に確認したい。

• 公民館は千葉県企業庁がお金を出して建てており、千葉市はお金をかけていない。
• 設備投資をしていないところにお金を付けるとか配慮することはないのか？
• 他の地区の公民館は、建物の費用も千葉市が出している。市民税は他地区と同じように払っているので、住民にバックされているのか？他地区よりバックは少ないので、公平にして欲しい。

• お気持ちは良くわかる。

• この施設で働く人は、公務員がされるのか？

• 地区公民館は嘱託を含めた市の職員がおこなう。

• 公民館の職員は、２人しかいないのか？シルバー人材銀行から来るのか？

• 朝９時〜夜の９時までカバーできない。
• 夕方５時から９時までは、警備会社が、仮受付業務委託をおこなう。
• シルバー人材銀行から来ているとは聞いたことがない。

• 職員２人ともいない時があるのか？
• 昼間にパートが入ることはあるのか？

• ローテーションを組むので、２人いない時はない。

• 単独施設でなく、３つが一緒になっている。全体は誰が見るのか？

• 館長が全体の管理を見る。

• ２人だけの配置だと、仕事の量が増えるのではないか？
• 子どもルームは、月曜〜土曜の朝８時３０分〜夕方６時までなので、月曜休みはムリ。なんらかの方法を考えていかないといけない。
• これまでの４者会議（企業庁、市役所、住民、コンサルタント会社）でも、２人プラス１人が必要と言われてきた。引継ぎされていない。
• ピアノなど高額商品の管理責任体制を明確にする必要がある。

• 管理運営については、引き続き検討していきたい。

• コアの運営では、オープンしてから市民参加が避けて通れない。
• 意思決定は、どこまで住民が参加できるのか？

• 人事は、関係する市のセクションが行う。
• 住民参加は、クラブの登録を行い、クラブ連絡協議会や運営懇談会が組織されるので、ここで館長に対して要望を出していただきたい。
• 無報酬で委員会メンバーが決まるが、各地区館の委員は１０名もいない。
• 常に館長にはいろいろ言えるので、心配しなくても良い。

• 懇談会の性格は、諮問機関か協議会か？
• 会議の席には、館長は入っているのか？

• 館長は入っている。
• 総合調整は、開館した後の要請も視野に入れていきた

• 館長人事の基準は？

• 標準的な考え方としては、地域と融和でき、社会教育の知識のある方で適当な方を選ぶ。
• 意欲と識見、実績、住民が良く知っている人などが人選の基準と思う。
• 懇談会の頻度は、年２〜３回。

• 懇談会で話し合ったことが実行されたとか事例はあるのか？稲浜ではあったのか？

• 事例はないとはいえない。

• オープニングイベントに２００万円予算が付いているが、他の館では付いていたのか？　

• ２００万円も付いていないだろう。予算は、３月までに使う。

＃準備は、住民と市が参加して話し合うこともやぶさかでない。１ヶ月に１回位は、意思疎通できるように情報交換したいので、担当者は、ベイタウンに来ていただきたい。

• ピアノがどうなっているのか、選定プロセスや基準はどうなのか？選定には、住民にも聞いて欲しい。

• 一定のルールで行っている。

＃ピアノ金額について早めに確認し、千葉市と住民と知恵を出しながら話し合いを進めて欲しい。
＃イベント費用２００万円をどうしていくかも、同時並行で進めて欲しい。