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★「公民館の運営を考える会」のレポート★
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場所:ベイタウン・コア 講習室
日時:2002年6月16日(日)10:00〜12:00
主催:コア研究会
参加者:浅野館長、石井さん(打瀬公民館)
公民館を利用される各サークルの代表者、自治会連合会、シニアクラブ、
一般住民など約50名
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[会議のポイント]
・3月末に、コアが3つの複合施設としてオープンした。
・コアを作るために、5年間かけて住民と企業庁、コンサルタント、設計者、千葉市
などと話し合いを行ってきた。
・浅野館長と、窓口の石井さんにも来ていただき、開館より3ヵ月経過しての現状
説明と、完成した後、利用者の意見を聞いていきたい。

[公民館運営懇談会]
・千葉市内の各区では、公民館運営懇談会が中核公民館にある。
・この他、各公民館ごとに、館長の私的機関に近い「公民館運営懇談会」がある。
打瀬公民館にもこれができた。
・メンバーは、館長が選任する。打瀬の場合、
自治会連合会、シニアクラブ、小・中学校長、民生委員、青少年育成委員会、
コア研究会、利用者代表(音楽関係、ひまわり会、ベイタウン中年バンド)などの
代表者で構成している。
・公民館の運営は、館長だけで決めることはない。いろいろな方の意見を聞きなが
ら、それぞれの方向性を出していく。
・公民館の利用方法について、これまで2回の準備会議を開いた。
・6月8日(土)  正式な第1回の会合
・6月22日(土) 開催予定 第2回の運営懇談会
・8月〜3月までのガイドラインを決めていく。
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●公民館を考える会
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・ここで決議して決めるものではない。
・「考える会」で出た中身を、次回の運営懇談会に反映したい。
・公聴会、討論会に近い。
・参加している人は、いろいろなことが言える。
・今後も、節目節目に開催していく。
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●打瀬公民館の特徴
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・生みの親が企業庁、12億円で建設して千葉市にプレゼント。
・育ての親千葉市が運営していく。
・他の公民館とは規格外で、はみ出している箇所がある。
   ・こんな立派なホールは他にはない。
   ・普通は80万円のピアノを設置。
・ミスマッチ部分がある。
・他の公民館と全く同じルールは、適用できない。
・独自のルールを作る必要あり。
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●浅野館長から3ヵ月間の説明
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・現在は仮運営で、まだ固まっていない。
・運営懇談会の委員会メンバーは打瀬中学校区だが、真砂地区も公民館がない
ため含めている。
・7月初めの暫定利用を8月まで延長する。
・6月25日(火)利用団体届出書類配布
・名簿と会の決まりを付けて、7月10日までに提出する。
・7月13日 第3回運営懇談会
・8月1日 受け付け
・公民館としては、場所を貸すだけではなく、企画事業も始める。

[利用の条件]
・個人利用の受付けはしない。
・営利を目的としない。
・企業の新製品紹介はできない。
・宗教団体は使えない。
・政治活動
   ・特定の政党を支持してはいけない。 
   ・政党単独では、利用できない。
   ・立会演説会はできる。
・個人の塾は駄目。
・講師には貸せないが、お招きなら貸せる。
・会費の管理を先生が行っているのではなく、会員が行い、会計を公開している。
・申請受付は、前月はじめから使用する日の5日前まで。
・公共目的の会議、催し物を優先する。
・公民館の使用は、公民館所管区域の住民が優先する。
・ホールは、特質を生かした利用を推進する。
・音楽会・地域のイベント申込み受付は、6ヵ月前から2ヵ月前までとする。
・1ヵ月前から5日前までは、一般の団体・サークルと同様の申し込みとなる。

[地域団体とは]
町内自治会、コア研究会、青少年育成委員会、青少年相談員、PTA・保護者会、
子ども会、子ども会育成委員会、ボーイスカウト、ガールスカウト、海洋少年団、
スポーツ少年団、その他地域の青少年健全育成の活動を行う団体、
社会体育振興会、老人クラブ、シニアクラブ、第610地区民生委員、
606母子福祉推進員等の地区組織、地域食生活改善推進委員、
地元イベント等の実行委員会等の地域コミュニティづくり組織
その他公共的地域団体
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●運営の窓口・石井さんからの説明
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・ホールを使いたいというサークルが多い。
・有料の場合、チャリティーとか公共的なものは上にあげている。
・1ヵ月前の申込みでは、チラシ作成とか十分な準備ができない。
・定期的に公民館を利用する団体は月2回としているが、空いている時は、
窓口で受け付けており、3〜4回使えることもある。
・7月から、公民館主催のIT講習(6回)が始まる。
・個人の使用はお断りだが、2人だけで使う時もあった。
・利用申請書だけでは予約できない。許可書が必要。
・利用時間前の利用はできない。
・申請書には、実際に使う時間を書いて欲しい。
・ホール椅子の片付け規則は、まだ決まっていない。
・ホール椅子の傷みが多い。
・「来た時よりも美しく」をモットーに、セルフサービスで清掃も終えてもらう。
・冷房の温度は、ホールの音が静かなように26度に設定している。
この温度を下げるには、高額の費用がかかるので了承して頂きたい。
・音響機器は、まだ一般には貸し出していない。
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●Q&A
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Q:使用時間は、現在1日3本、昼間1時〜5時は1本だ。
2時間毎とかにならないか?2時間毎にして、延長にすればどうか?

A:午後については、調整で成立すれば2本としている。
懇談会でも話題になっており、まだ結論は出ていない。
受付は、2時間以上がたくさんある。4時間でも足りないのがある。

Q:昼休みに1時間空けるのはもったいない。この時間も利用できないか?

A:12時に終わらない時があり、この時間が緩衝帯となっている。
夜にもあり、これを取ると緩衝がなくなる。

#ホールの椅子について
・椅子は当初160席出していたが、今は100席出している。
・半分位スペースを空けている。
・椅子を傷めない方策を考えるべきだ。
・ホールは音楽ホール使用を優先にしている。椅子を出すのが常態である。

Q:月2回までの利用だが、1日に2回使うことはできるか?

A:1日1回が基本で、長時間取るのは難しい。午前準備で他の部屋を取れることも
ある。空きがあれば可能だから、相談して欲しい。

Q:椅子は、翌日朝ダンスサークルが使うことで繋がっていると、帰るとき片付けた
ままにしておけないか?

A:必ず同じ団体が使うとは限らない。
片付けなくても良いというパターンを作りたくない。

Q:このホールは、音楽を中心とするようにできている。
この目的を認識してもらいたい。

Q:椅子の利用度はどうなのか知りたい。

A:220人分使ったこともある。たくさん入って300人。
ベイタウンの推定人口2万6千人で1%集まるとなると、200席で足りなくなる。
検見川浜の区役所隣に、500人の区民ホール建設の予定がある。

Q:ダンスグループだが、あまりスペースを使わないので、椅子も動かしていない。
椅子を全部取っ払いたいサークルの比率はどうか?

A:一部動かすのと、ほとんど動かすのとの比率は、半分半分位だ。

Q:ホールのとらえ方を多目的とするのか、音楽を優先するのか、
音楽専用とするのか?打瀬以外の方も受け付けているので、周辺の方にもホールの
とらえ方を徹底させる必要があるのではないか?

A:これまですべて、合意の上で作った。不都合があればもう一回話し合っても良い
が、ここは、サントリーホールのような音楽専用ホールではない。
しかし、ホールを作る時、多目的といってもどっちつかずとなることが多い中で、住
民要望にマッチし、キラリと光るものを作りたいということで、音楽的なホールと
なったこと。その点を理解して頂きたい。
不満があるとすれば、2階のテラスのスペースが使われていないことだ。

Q:ホールをイベントだけでなく、土日に練習用として使いたい。

A:ホール以外の部屋も、練習として使える。

Q:どの部屋を使っても良いというが、ホールは音の心配をしなくて良い。

A:コンサートの後の夜を使うことも考えられる。つまり、コンサートは夜にならな
いようにする方法がある。限られた施設、時間をいかに調整して使っていくかにか
かっている。妥協や譲り合い、我慢も必要だ。

Q:今までどのように使われているのか全般状況を知りたい。

A:84サークルほどが登録リストに上がっており、その中でダンスサークルが16
団体ある。
現状は、2人の職員しかおらず、窓口業務で追われており、データがそろっていな
い。