★「コア研運営委員会」のレポート★1999.11.28
ふくなが (99/11/29 23:27)
10月26日(火)企業庁、千葉市、住民側、設計者コーディネーターとの
第1回の4者検討会が開催されました。

その後、第2回の4者検討会が11月30日に開催されることになりました。

これに先立ち、28日(日)にコア研運営委員会が開催されました。

運営委員会には、検討会への住民代表(3人)のほか、コア研建築研究会、子供ルーム運営委員会、ベイタウンネット、図書館研究会などから、10人が参加しました。

(#印は出席者からの発言)

■新しい動き

第1回検討会(10月26日)が終了後、この約1ヵ月間の企業庁と市役所の話し合いの中で、次のような方向がでてきました。

1.郵便局をコア内に入れない。

(コア研事務局からの背景説明)
郵便局をコアに入れないことになった背景については、30日の検討会で詳しい説明があると思うが、千葉興銀が来年2月にプロムナードから
撤退することが決まったことも関係がありそうだ。その空スペースに、郵便局はどうかという構想が出るのも当然だ。

コア研としては、場所の如何を問わずできるだけ早く郵便局を開設して欲しいという立場だった。郵便局の早期開設に向けて早急に取り組む必要があろう。

#当初郵便局用スペースとして想定していた200uが不要となりますが、その分コアの施設が減らされるのでなく、このスペースをさらに生かしたものへと変えることが必要です。
 

2.多目的スペースをどうするか。

(コア研事務局説明)
第1回の検討会最後に提示したコア研建築部会&ネット(上杉さん作成)の案に良い反響があった。
第2回の検討会資料には、提案にあったアトリウム300u構想が登場した。
 

3.子どもルーム

・千葉市は整備を進めている子どもルームの導入を予定している。
・子供ルームが空いている平日の午前中や日曜日は、他の用途(乳幼児やその母親のためのスペース、絵本を読む会、シニアのための会議など)にも活用すべきだ。
・市役所側も子供ルームの地域に開かれた活用を検討している。

#150uを予定していますが、将来的な子供の数から見て、200u位必要ではないか?
#空いている時間をいかに使うかが問題。
#子供ルームは地域の教育力を高める場として活用すべきだ。
#子供ルームの運営委員会だけでなく、小学校や青少年育成協議会の方々ともいろいろ話をさせていただいている。
 

4.公民館

・公民館諸室に700uを予定。

講堂:250u
講習室(クラフト室など):100u
調理室:  50u
和室: 50u
会議室 (仕切りを取ると2室): 100u
事務室: 30u
その他共用部: 120u

(コア研事務局説明)
職員は、公民館 2名。
その他に、多目的スペースなどを担当する職員も必要になるのではないか。

#講堂とアトリウムが連動した施設となると、設計は知恵の出しどころですね。
 

5.図書館  750u

・当初は2万冊、5〜6年後には5万冊を予定。
・中央図書館(2001年春オープン)ができたら、専門書は中央図書館に、分館は実用書などが中心にとなる。
・貸し出し中心のサービス。
・専門書が必要なら、中央図書館へリクエストとなる。
・パソコンは2台設置。うち1台は図書検索用。もう1台がインターネット対応。
・分館の人員 : 4名と非常勤3人
・ブラウジングコーナーを充実させる。普通は50uだが、打瀬の場合80uにする。

#特色のある図書館にすべきだ。
#新聞雑誌がまとめて読めるブラウジングコーナーは、土日にはサラリーマンの父親たちで混雑しそうだ。80uでは狭いのではないか。もっとゆったり出来ないのか。
#住民要望にあった緑陰の図書庭を積極的に推進すべきだ。もし図書館を2階にするなら、バルコニーを広くとって緑化したなかで本が読めるようにして欲しい。
#静寂さを確保するために、防音面などいろいろ工夫すべきだ。
 

7.ロビー・喫茶コーナー

・市の自動交付機の設置。
・喫茶コーナーは、ロビーに設置することになろう。 

#自動販売機の置かれた、よく見るタイプですね。
#前から話題になってきたパブや、住民の出店はどうなのか。
(店を持っている人の委託経営は考えられそうだが・・)
 

8.問題点と要望(事務局&運営委員)

・施設スペースは、共用部分、真水(事務室、機械室、階段などを除いた部分)が不明確である。
・図書館は、1つのフロアーにして欲しい。
・ルーフバルコニーがあれば良い。
・2階建てでもエレベーターは、バリアフリーの観点から不可欠だ。
・子どもルームは、人口増加を考えると、もう少し広くても良いのでは?
・屋上利用を考えて頂きたい。 例:屋上緑化。
・屋根面の反射公害をなくして欲しい。
・キャッチとなるような新しいコンセプトが欲しい。
  (環境とか、バリアフリー、ユニバーサルデザインなど)を打ち出して頂きたい。
・住民側からも、イメージコンセプトを出して盛り立てていく必要あり。
・音楽ホールとしてグレードの良いものが欲しい。講堂という名前はどうにかならないか。
・庭について具体的な話がでていない。
  コア用地の広いスペースをうまく活用して、魅力的な前庭にすべきだ。
  ベイタウンに少ない緑と水が必要だ。
・計画のスペース約2000uでは、ホールも他の機能の部屋もすべて満たそうとすると足りない。もう少しスペースが広げられないか?
・自治連合会からは、自治連合会室の要望が出ていないが、必要ではないか?
・ベイタウンまつりなどで使う物品を収納できる倉庫が欲しい。
・地下室を作ると、防災用品なども収納できるのではないか。
・第2期構想がどこまで出てくるのか?
・早く設計者を決めて頂きたい。
 

9.今後の予定

・かるがも館に、コアの資料コーナーを作る予定。

・12月11日(土曜日)午前10時半から。
 かるがも館で第2回検討会の報告集会を予定。
 市と企業庁、都市環境研究所の関係者にも出席をお願いしています。