◆コア研建築研究会 レポート

日時 : 1999年9月12日(土) 午後7時〜9時30分
場所 : 18番街集会室
主催 : コミュニティ・コア建築研究会
 

1.経過説明

・企業庁での説明会以後連絡なし。

・図書館研究会の連絡調整報告。
・9月末か10月始めに、第1回の3者会議を開きたい。ベイタウン側から代表者3名ほど選ぶ。
・その後、感想や話し合った後どういう形で進めるかの検討が必要。

2.コア研建築研究会について

・コア建築研究会は、事実上のコア運営委員会の役割を果たした。

3.コア研について

・運営委員会は当初無かった。
・「この指とまれ」に集まった6〜8の団体や個人からスタートした。
・自治会連合会は、できていなかった。
・企業庁から情報伝達研究所にヒヤリングさせ、文章化したのがオフィシャルとなっている。
・企業庁は、当初コアは自前で建てて運営するつもりであった。
・しかし、バブルの崩壊など時代の変化もあり、 自前で運営することを断念。
・コアの維持管理をめぐって、企業庁と千葉市は1年半近くに渡り調整を続け、ようやく千葉市が管理することに決まる。
・この調整期間が長引いたため、コア研としては千葉市、企業庁いずれに対しても攻め手を欠いた。
 

4.出席者の意見

・企業庁側の考え方が良くわからない。
・情報伝達研究所のヒアリングをうけて報告書をまとめたが、再度見直すのか?
・設計プロデュースを行う都市環境研究所の土田さんには、企業庁側からたががはめられているのか?

  #企業庁は住民と話し合いを進めていくには、経験に乏しい。
  #今後は、千葉市との関係を進めていきたい。

・コアは、サービス施設というより文化施設である。
・住民側は、託児所が欲しいとかいろいろ要望を出すが、まとまりがつかなくなる可能性が高い。
・機能機能で持っていかない方が良い。
・コアの場所は、中心地であり、二度と出ない。
・ウイーンなど戦後の荒れた中で、住民たちはまず音楽ホールを作った。完成してからも、住民は大切に手入れをおこなっている。
・トレビの泉でも良い。街の格を上げていく心のよりどころになるようなものが必要ではないか。
・ベイタウンの住民は、漠然とはしているが将来の姿を想定して入ってこられた。住民としてもっと希望を強く言っても良いのではないか。
・インターナショナルスクール予定地の利用法や、打瀬第二公園横に公共施設を作るスペースもある。
・図書館やお年寄りのくつろげる施設を分散させることも考えられる。
・全体計画を変更することも可能なので、企業庁がこれから何をするのか青図が知りたい。
・街の全体計画に携わっている方から情報が欲しい。
・これらを聞けば、コアへの要望も絞り込んでいけるのではないか。

 #ゾーニングの見直しは、勝手に決められると困る。対策をとる必要がある。
 #コア研としてだけでなく、自治会連合会としての動きが必要。

   ・役員会や全体会など会議が多すぎる。役員は掛け持ちの方も多く、
    くたびれているのでは。

・このペースだと、2001年間に合うのかなと感じる。
・先日の「つどい」で尾辻さんが発言された施設で、パブは欲しかった。 
・近隣10番街の住民にとって、コアの10番街側は、車の出入口となったりと住宅環境に影響を与える。

・ベイタウン地区のマスタープランの見直しが必要。
・全部コアに入れるのではなく、土地はいっぱい空いているし、空店舗へ入れることも考えられる。

・市民活動を行っているが、おじさんおばさんが多いなかで、この街は若い人が多いのが良い点である。
・現在の公民館構想の動きは、中央館構想といって運営委員会を1ヵ所にまとめるような方向である。
・この方法では、各公民館の自主性が失われてしまう。新しい動きを模索していきたい。

・都市の中に住みたいという人と、静かな住宅地に住みたいという方と気持ちに差が出てきている。
・自分たちだけの施設か、他の地域の人も利用できる施設なのか?

・図書館は、アジ研や放送大学の図書館とも連携が必要。

・椅子が引っ込んだり、運動できたりする多機能ホールは、土田さんの私案では?

・新しい住民はどうかかわっていくのか。

・完成のめどが立つ2000年3月から逆算すると、きちんと予算取りがされているのか?
 スケジュールは確定的なものなのか?

・スケジュールは、カチッ、カチッとはっきり当てはめていくことが必要である。

・図書館研究会としての意見はあるが、住民の総意と考えて提案して良いのか?
・誰が責任を持って言っていくのか。立場が良くわからない。

  #ある程度専門的な立場から提案できる。

・施設のあり方は、第2期でも検討できる。

・この種の建物を建設する場合、ホール、図書館、公民館が3点セットとなっている。

・設計事務所が納得するような良い案なら、強い要望として先生にアピールしたい。

・いままでは壮大な夢だったが、これからはカウンタープランを出していきたい。

・住民が納得するものを作ろうとすると、完成日のデッドラインをはずす必要があるのではないか。
・スケジュールを延ばしてでも良いものが作りたい。

・建物は、4ヶ月あれば設計できる。確認図は早い。
・役所は、議会承認を得るための図面が欲しい。
・あまり悲観的に考えないほうが良い。

・3者会議での質問リストが必要である。

・住民からの設計者指名はできるのか?

・土田さんとは、ざっくばらんに話してみたい。
 

5.まとめと次回への要望

・詳しい話を聞くために、代表が直接企業庁へ出向く。

   #すでに9月21日(火)実施されました。
   #この内容は、ベイタウンニュースでも取り上げられると思います。

・1回目の打ち合わせは、基本構想としたい。
・次回は議題を明確にして欲しい。
・運営委員会と建築研究会を一緒にしている。整理したほうが良い。
・議事進行と事務局を切り分ける。
・くまなく住民への情報公開を行うのも課題。