グランドピアノの値段について
last update 2001.2.28
 
 

コンサートグレードのピアノの値段(定価)
コンサートホールでのコンサートを念頭に置いたモデル

1500万円クラス
スタインウエイ(旧西ドイツ) フルコン
ベヒシュタイン(旧西ドイツ) フルコン
ベーゼンドルファー(オーストリア) フルコン
ファッツィオリ(イタリア) フルコン
1000万円クラス
スタインウエイ(旧西ドイツ) セミコン
ベヒシュタイン(旧西ドイツ) セミコン
ベーゼンドルファー(オーストリア) セミコン
ファッツィオリ(イタリア) セミコン
ヤマハ(日本) フルコン
カワイ(日本) フルコン
900万円クラス
ブリュートナー(旧東ドイツ) フルコン<注1>
700万円クラス
ブリュートナー(旧東ドイツ) セミコン<注1>
ペトロフ(チェコ) フルコン<注1>
600万円クラス
ペトロフ(チェコ) セミコン<注1>

フルコン=フルコンサートピアノ  奥行き280cm前後のモデル
セミコン=セミコンサートピアノ  奥行き230cm前後のモデル

<注1>旧共産圏のピアノは人件費の違いから安いが質は高い。ただし、音づくりはスタインウエイのような現代的なピアノとは異なる。
<注2>現代の三大ピアノはスタインウエイ・ベヒシュタイン・ベーゼンドルファー。戦前はスタインウエイ・ベヒシュタイン・ブリュートナー。
<注3>実際の購入額は多少の割引を期待できる。

<それぞれのピアノの写真>

参考 サイズとグレードについて


 
フルコン……500人〜1500人程度の中・大ホールを意識したモデル
セミコン……100人〜500人程度の小・中ホールを意識したモデル

 日本のホールでは、ホールの規模に関わらずフルコンが標準。

 セミコンをメインにしているホールは少ない。
 しかし、海外ではホール規模に応じて設置。

 50人以上のサロンなどの空間には2mクラスは必須。

 家庭用には200cm以内のモデルが普通。
 180cm未満のモデルは普通6畳程度の小部屋用。
 ピアノ講師さんは180cmクラスをよく使っている。

 プロの練習用にフルコンを使うケースは多い。

 日本製では廉価グレードと中級グレード、コンサートグレードが明確に分けられ、さらにサイズにより材料の質も異なるという。
 海外製ではコンサートグレードと一般用の2種。
 サイズによる材料の質の差はないという。


 
 

主なピアノメーカー

旧西ドイツ ハンブルグスタインウエイ ベヒシュタイン シンメル グロトリアン
旧東ドイツ ブリュートナー
オーストリア ベーゼンドルファー
チェコ ペトロフ
フランス プレイエル
イタリア ファッツィオリ
アメリカ ニューヨークスタインウエイ ボールドウィン キンボール (ボストン)
日本 ヤマハ カワイ ディアパソン アポロ ボストン<スタインウエイ デザイン>

 
国産メーカーのラインナップ

 YAMAHA 

器種名
サイズ(cm)
値段
主な用途
CFIII-S 275 11,000,000 大・中ホールコンサート用
C7L 227 2,600,000 体育館・音楽室用
S6A 212 4,100,000 サロンコンサート、演奏家練習用
C6L 212 2,200,000 体育館・音楽室用
C5L 200 1,800,000 音楽室用
S4 190 3,600,000 サロンコンサート、演奏家練習用
C3L 185 1,600,000 個人練習用
C2L 173 1,300,000 小部屋設置練習用
C1L 161 1,150,000 小部屋設置練習用
A1L 149 1,000,000 4畳半・6畳間 音大受験生練習用

 フルコン、プロ練習用、一般・セミプロ・講師用、学生練習用の4ライン構成。
 同じCシリーズでもサイズにより材料等が異なる。