幕張ベイタウン住民有志
      下川 正晴 様
                             鶴岡 啓一   


幕張新都心の文化振興策について

 新緑の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 過日頂きましたご質問の回答が、大変遅くなりましたことにお詫び申し上げます。幕張新都心地域は、皆様ご指摘の通り初期の計画に向けての街づくりが着々と進行しております.
 ご質問の文化振興策としまして、ハード面で申しますと、本市の生産学習施設は、生涯学習センターを新たに設置したほか公民館46館、図書館は、全国に誇れる中央図書館を本年4月オープンし各区には大型国書館を配置したほか図書館分館、公民館園書室等をネットワーク化している所であります.
 今後の成人教育の方向して、社会教育から生涯学習への移行を確実に進めており、市民の多様化したニーズに的確に対応すべく努力をしてまいりました。幕張新都心の各種施設と致しましては、先に開校しました小・中学校は、教育界に大きな反響と注目を集めた所であります。
 これからの当地区の整備は、生涯学習の場の設置を重点にしております。とりわけ国書館・公民館・ホールは、その中核を為すものと考えております。
 

 ご質問1の公民館ホールのピアノ設置につきまして私見ではありますが、施設の設備にマッチしたものが必要であると考えております。

 ご質問第2の文化振興策につきましては、過去の文化振興は良い文化活動を見る鑑賞文化活動が主流であったと思いますが、近年は、生活環境の変化、高学歴化、高年齢化にともない自ら参加する文化活動へ移行しています。また、文化に対する市民ニーズや価値観も多様化しています。これらの状況を踏まえ行政主導の文化ではなく、行政は市民の行う文化活動をサポートして行くことが肝要と思います。
 そこで私は、皆様のご意見をしっかりと受け止めハード、ソフト両面のバランスのとれたより高度な千葉市の文化を創り上げたいと考えております。そのため私は、『じっくり聞いて しっかり実行』を掲げ、新しい千葉市を皆様と創ってまいる所存であります.