内田氏を一言でいえば、もの静かな紳士だ。自治会連合会会長を務め、その後コア研にも参加。当時松村電機製作所というホール照明の会社にお勤めで、ホール開館後の照明の不具合に対応していただいたり、その後のクラッシック系コンサートの照明を担当。さらにかなり要求度の高いキッズプロジェクト2002/2003/2005の照明なども担当された。筆者は当時音響を担当して一緒にPAブースにいることが多かったが、そこで照明を学ぶ師匠にもなっていたし、心優しい兄のような存在でもあった。
争いを好まず、強い意見を言うこともないが、いざという時には立場を明らかにして振る舞う、コア研における良心のような存在だった。
他でも紹介しているが、内田氏がコアの設計者である高谷時彦先生と一緒にお仕事をされていた時期があり、その際に高谷先生がコア研メンバーの名前を挙げてどうされているかとお聞きになったことを伝えてくださった。このことが、今回のリニューアルで是非高谷先生にコメントをいただきたいと思ったきっかけになっている。
内田氏はそんな具合に人と人の間にそっと入ってうまくつないでくれるような、そんな人物なのだ。
■内田氏からのコメント
中学生の頃友人に誘われて北九州のホールで初めて接したオーケストラの、特にバイオリンの音色に衝撃を受けたのが音楽に興味を持ったきっかけです。あの音をずっと探しているような人生です。
子供の頃の体験って本当に貴重だなと感じています。
そんな事もあってか自宅近くに計画される公共施設とはいえ「小さながらもキラリと光る生音重視のホール」というコンセプトに惹かれ、コア研のお仲間に入った次第です。
私の体験から子供たちに様々なチャンスを与えてあげられる場所として、コアホールが今後も担ってくれればと思います。そして大人にとっても。
様々な方のご尽力で他の公民館ではありえなかったコアホールという器とFAZIOLIが出現して四半世紀。次の世代が何を巻き起こしてくれるのか、期待しています。
〔文責:隅山〕