大垣真利子 ベイタウン音楽文化の母

大垣さん

 コア研の元共同代表でベイタウン音楽愛好会 代表。ピアノ講師として長年にわたり多くの生徒を育て、ベイタウンに転居後はコア研とベイタウンの音楽活動の中核を担い続けている。

 2002年の音楽愛好会設立以来、「ベイタウン音楽会」(教室合同の大発表会)と「ファツィオリの会」(月1回のミニ演奏会。応募者は公開または非公開で演奏)の運営を牽引し続けている。2026年4月時点で35回を超える音楽会では述べ3000組以上の演奏者の発表の場を、毎月開催のファツィオリの会では延べ2500人を超える演奏者を支えてきた。

 その存在は単なる運営の担い手にとどまらず、コアに関わる多くのピアノ講師や音楽愛好者にとっての精神的支柱として、内側から支え続けてきた。決して目立ちはしないが、街の音楽文化の最大の功労者である。

「この街にコンサートピアノ・ファツィオリが存在する奇跡を次世代に伝えたい」という思いのもと、街全体に開かれた音楽文化活動の担い手として、今も活動を続けている。



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隅山が手掛けた、手作り感を意識したポスター

 大垣はコア設立前に下川が仕掛けた 2000 年の幕張ベイタウンピアノ発表会に参加した。これをきっかけに音楽講師や音楽愛好者の連携が発生。その連携が発展し、2002 年6 月には大垣を代表とする形で「ベイタウン音楽愛好会」を設立。この会がその後のベイタウンの音楽文化を下支えして行くことになった。

 大垣は以前、2000年の合同発表会をポスターの記憶と共に懐かしく振り返っていたことがある。大垣自身も、このイベント運営に参加したことでその後長く街の音楽文化振興に関わっていくことになるとは思いもしなかったという。

 コアという場とFAZIOLI導入運動は住民の熱意を生み、街に音楽文化を定着させていく仕掛けとして極めて良く機能したことが分かる。

関連資料:幕張ベイタウン「はじまり物語」